長い夢に映るのはね
繋ぐ手と手　空振る指
暗い部屋の出口はどこ
かたく閉じたままで

ゆらゆらまだ揺れてるのさ
覚めない夢を見てる

とけない魔法をかけて
果てない時を見せて
奇麗なものだけを閉じ込めて
透明に染まった時間を塗り替えていた

濡れた髪に触れるのはね
通りがけの冷たい風
悪あがきで気を引けばと
孤独なフリをしてる

「泣かないで」
それだけでいいの
降り続く雨は響く今も

とけない魔法をかけて
果てない時を見せて
奇麗なものだけを閉じ込めて
曖昧に押し込んだ心は眠って待ってて