浮かんでいく
空虚な時間のなか
どこともなく 漂う 世界
あてもないまま流れる
浮遊した状態の現状を
君はどう受けとめてくれるのかな
『わかってたよ』?
そんな強がりさえも
気付けないほど
鈍くはないの
君がそんな葛藤を
一人でしているその隣で
私がどんな顔 してたと思う?
重くて苦しいのは私の方
君の言葉 表情 すべてが
私の枷で 私の檻で
…まだ わからないの?
声が枯れて 痛いの
反響? 残響?
響くことなんて
私の心には
ありえない
だって君にはもう
聞こえない
私の心の叫びを
吐き出す場所もない
一人で泣いて
ばかだな
私はもう
ひとりでは
どこにも行けないみたい
君がいなくちゃ
気付いてるよ
痛そうなその顔に
うなされて見てる
夢の中身
君がどんなに必死に
私に届けても届かない
それは
君も同じなんだ
もうそろそろ
お終いにしようかな
綺麗に畳んで
仕舞おう かな?
夢に見てた幸せと
引き替えに手に入れたこの場所で
私は
まだずっと藻掻いてる
やわらかくひび割れてく世界に
私の声
聞こえているかな?
こんなに汚れ
黒くなった部屋
まだ、息をするの?
体が粉々に割れる
落としたコップが
私を割いて
君が笑っているその顔が
憎たらしくてもう
苦しいの
二人をつないでたものは
結局 一体
何だったのかな?
思い出せもしない
“最初の日”
『これでお終いだ』と
君が 笑う
一度だけ 一度だけでいい
願いを かなえてほしい
あの日に あの時に
あの場の
君に
手を振りたい
声が擦れて 消える
反響 残響
君に聞こえない
私の声はもう
私にだけ 語り掛けるように
成り下がった
二人をつないでたものは
きっと 風に攫われて消えたの
あの日君が落とした
コップこど
思い出の中で
粉になったの
これでお終い ね。
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