あなたの体を伝った汗で
濡れていた髪が静かに乾く
窓から見下ろす月は濁って
二人の隙間をそっと冷やした

永遠なんてないことは　分かるから
穏やかに眠る首筋に　赤い糸を巻き付けて

全てを終わりにしたいほど
狂おしくあなたを愛してる
私の涙隠す夜が　明けなければいい

重ねた吐息も　絡めた指も
離れてしまえば　偽りに似て

二人出逢った運命が　過ちならば
せめて私の手首ごと　赤い糸　断ち切って

「私」という傷を
刻みつけ　あなたを縛りたい
明日をただ憎んでも夜は　白く薄れて

眠るあなたの首筋に　口付けたまま
その目が私だけ覚えているように
赤い糸　巻きつけて

あなたの未来も欲しいほど
あなたを愛してる

全てを終わりにしたいほど
狂おしくあなたを愛してる
私の涙を窓の月は　ただ見下ろして

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譜割り用ひらがな表記（ご参考）
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【1A】
あなたのからだをつたあたあせで
ぬれていたかみがしずかにかわく
まどからみおろすつきわにごおて
ふたりのすきまをそおとひやした

【1B】
えいえんなんてないことわ
わかるから
おだやかにねむるくびすじに
あかいいとをまきつけて

【1S】
すべてをおわりにしたいほど
くるおしくあなたをあいしてる
わたしのなみだかくすよるが
あけなければい

【2A】
かさねたといきもからめたゆびも
はなれてしまえばいつわりににて

【2B】
ふたりでああたうんめいが
あやまちならば
せめてわたしのてくびごと
あかいいとたちきて

【2S】
わたしとゆうきずを
きざみつけあなたをしばりたい
あしたをただにくんでもよるわ
しろくうすれて

【3B】
ねむるあなたのくびすじに
くちづけたまま
そのめがわたしだけ
おぼえているよおに
あかいいとまきつけて

【3S】
あなたのみらいもほしいほど
あなたをあいしてる

【4S】
すべてをおわりにしたいほど
くるおしくあなたをあいしてる
わたしのなみだをまどのつきわ
ただみおろして