天のいただき目指し 白き少女は笑う
父と母の命には わたしは居ない

あくる朝の日差しと 遠き空の夕凪
永遠を誓う子らは 風と砂に隠した

“アマネ、君は愛しい。僕の全て捧げて
地獄までも逃げよう”と 愚かなキミは笑う

走れ走れ野を越え 歌え歌え海まで
闇はいずれ迎えに 死すら連れていかれる

少女は礎なりて天を呪い殺した
叫ぶ君の横顔 あまねく愛の導

背を向け行く 背を向け行く 背を向け行く


はるか夢の兆しと 幼き頃の誓い
楽園に住まう神は 鮮やかにも刹那だ

“アマネ、君は優しい。北斗星を見つけて”
地獄までも落ちたなら 愚かにも愛してた

廻れ廻れ帆を張れ 唄え唄え朝まで
闇はそこで手を振り 死すら連れていかれる

少女は骸となりて天の神に捧げと
叫ぶ君の亡骸 あまねく悪を刻む

“裏切るな”と “裏切るな”と

「裏切るなよ」


少女は礎なりて天を呪い殺した
叫ぶ君の横顔 あまねく愛の導

少女は骸となりて天の神に捧げよ
“笑うキミの瞳に神の声は宿らない”と

知りもせずに断頭へと
背を向けて行け


天のいただき目指し 白き少女は笑う
「父と母の命には わたしは居ない」
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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王の骸【めろう】

少しだけ民族調を目指しました。

閲覧数:55

投稿日:2022/10/22 23:55:22

文字数:504文字

カテゴリ:歌詞

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