空をゆっくり見あげるのなんて、一年間でこの数時間だ。
今日も昼間は忙しくって、自分が誰かも忘れて居たよ。
ココで歩みを進めて行くのも、漸く少しだけ慣れてきた。
足元で星が光らないのと、君がいないのが少し寂しい。

阿僧祇の距離と那由他の時を、刹那の内に駆けていた。
今も感覚を覚えてるよ。

星の河、紙切れに願いを掛ける。
今日だけは君を思い出してる、差し出した手は闇を掴む。
光でも遅いのに、僕の声など君に届くの?
忘れさせてと願えど、もぅ、『しちがつなのか』。

君が織る機のおさの音さえ、僕には少しも届かないよ。
アルデバランやエルナトだって、小さく見えてしまうんだから。
どれほどに今を積み重ねたら、君の所に行けるんだろう。
晴れていようと雨が降ろうと、届くことはないんだと、知ってる。

阿僧祇の距離と那由他の時を、駈け抜けて君を抱けたら。
今も温もりを求めてるよ。

皆を騙した僕たちの恋が、頬を微かに緩ませる。
星逢いの日すら許されてない、僕らの願いを誰に願おう。

星の河、紙切れに願いを掛ける。
今日だけは君を思い出せてる、あと数時間で日付が変わる。
忘れられもしないのに、また今だけを生きていく。
いっそ死さえも願えど、また。/
天の星、君だけに願いを掛ける。
いつまでも君を思い続ける、世界が僕らを変えたとしても。
語られもしないのに、罰だけを今日も背負ってあるく。
君だけを想う、今日は、七月七日。

ライセンス

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"Cheer" / 06 しちがつなのか。

Track No.06 しちがつなのか。
bsf feat.IA and 初音ミク

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投稿日:2014/02/26 23:14:38

文字数:611文字

カテゴリ:歌詞

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