ディスパレード・コンフリクト


弱さをともすネオンが
今日も脅してく
明日が来なけばいいのにな
夕闇に隠れてた死体が
今日も殺してく
「どうせなおりゃしない」

そうやって
言い訳をして知らないことに
目を逸らしてきただろ。
その過去を思い出さぬよう

その少年は今日も待っている
塗れた血に埋もれながら
錆び付いた道路を駆けていく
新月の影も知らず
隔離された嘘を飲み込み
答えがもう見えないから
ずっと終われないよ


「死んでよ」と唱えて
左手についた「名前」は
堕落を貪る僕の
怪物を吐いてた

この強くて
ただ苦しい
役立たずの
弱い僕を
慰める奴はもういない

自問自答を繰り返す日々
吊るされた糸にしがみ
教典の嘘をさらけ出した
僕はもう用済みだと
また目覚めた僕の目の前で
散り出す屍など
どうか
消えてくれ


少年は今日も待っている
明後日も明々後日も
早く僕を殺してくれよ
僕が眠くなる前に

宵闇が今日も病んでいる
オフザケを笑いながら
人々の鳴き声が響いてる
なにもすることもなくて
真っ白く暖かい消ゴムが
見せかけの僕に向けて
今日も
心を刺す