墓石に向かって両手を合わせて
僕は宇宙を考えている

昇る煙を見上げてみても
僕は空しか見えなかった

瞼の裏に見えるのは
佇むあなたの夕映えだった

心が分かんないよ
愛が分かんないよ
愛が分かんないといけないことが
僕には分かんないよ

涙が分かんないよ
思い出が分かんないよ
どうして分かったふりできないのかが
僕には分かんないよ


ありがとうが渦巻いていた
僕は一度も言わなかった

あなたはよく海を見つめた
僕は後ろでそれを見ていた

本当は僕は見えていたんだ
あなたの世界が閉じていくのが

奇跡が分かんないよ
希望が分かんないよ
勝手に始まった世界の受け入れ方が
僕には分かんないよ

痛みが分かんないよ
やさしさが分かんないよ
勝手には終われないと嘆くあなたに
僕は何も言えなくて


心が分かんないよ
愛が分かんないよ
愛が分かんないといけないことが
僕には分かんないよ

涙が分かんないよ
思い出が分かんないよ
あなたがいないこの街の夕焼けは
どうしても綺麗だった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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葬送のうた

閲覧数:72

投稿日:2022/01/04 02:34:46

文字数:443文字

カテゴリ:歌詞

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