A

東の空が赤くなったのは
僕の心臓を燃やしているから 忘れないで

足元 草が泣きじゃくるのは
僕の尖った言葉が落ちたんだ 鈍色の

B

空には 汚れが染み付いて
どうにも拭き取らないようだ

ほら 僕の隣にカシオペヤ 滲んだ姿をしていた

S

答えのない問いの 答えがある場所に
この光を零すための 言い訳を探したんだ
飾気ない君の 横顔なぞる度に
二度と逢えなかった宇宙を見つけたのさ

B

丘には 惚けた沈丁花
散らばる碧色光の灯を

今 遠く霞んだカシオペヤ 冷たい頬の色だった

S

僕らの手のひらの 振りかざした先に
見覚えない顔をした あの人の声があった
飾り気ない君の 横顔なぞる度に
今に張り裂ける心を隠したのさ

C

一陣の風が吹いた 一房、心が揺れた
滲んだ空とカシオペヤは 耳を澄ましていた

ああ この時間が どこへも行かなければなあ
そう思った 立ち止まった 記憶だけ
置いてきたんだった

S

答えのない問いの 答えがある場所に
この光を零すための 言い訳を探したんだ
飾気ない君の 横顔なぞる度に
二度と逢えなかった宇宙は見つかった?

僕の隣にカシオペヤ 滲んだ姿をしていた
浮かんだカシオペヤ 光をおいていった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

滲んだカシオペヤと沈丁花

“僕の隣にカシオペヤ 滲んだ姿をしていた”

タイトルを全く決めずに書いたので、一応の仮題です。

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投稿日:2017/05/25 22:42:48

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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