轟々と、鳴り響く
嵐は 山の容(かたち)を変え
雲は その、空の理(ことわり)すらを、塗り替える
風神よ
怒り狂え
息吹すらも、突風の如く
たなびく、白栲(しろたえ)
ビクつく? 「どうだい?」
恐るるモノなど、何も無い
破れる布なら、予兆だい
我が手に宿る この、大風に
倒れぬ者など 誰も、いない
轟々と、切り裂いた
嵐に 雷雨、放たれ、燃え
雲は その、空の理(ことわり)すらを 閃光と
雷神よ
永久(とわ)に、唄え
小節(こぶし)すらも、雷撃の如く
地響く、絶え絶え
ビリビリ 壮大
恐るるモノなら 「酒が無い」
震える、物の怪 「段違い」
我が手に宿る この、雷電に
痺れぬ者など 誰も、いない
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