(ようこそ Crepuscolo城へ
素敵な一夜をお楽しみください)
天(てん)が傾(かたむ)く 逢魔ヶ刻(おうまがとき)
夜々(よよ)に集(つど)う 金(きん)の馬車(ばしゃ)
仮面(かめん)に隠(かく)した 口元(くちもと)が
序曲(じょきょく)とともに 綻(ほころ)びる
薔薇(ばら)の籠(かご)に 眠(ねむ)る姫(ディーバ)が
しとやかに 笑(わら)う
舐(ねぶ)る視線(しせん)と 鞭(むち)の音(ね)を
抱(かか)えて 歌(うた)う
「浮世(うきよ)の葛藤(かっとう)を 煩悩(ぼんのう)の根(ね)を
あまねく断(た)つ声(こえ)を聞(き)かせ給(たも)う」
恍惚(こうこつ)のあなたからいただきましょう 一枚(ひとひら)の心(こころ)
月蝕(げっしょく)の夜(よる) 逢魔ヶ城(おうまがしろ)
闇(やみ)に集(つど)う 金(きん)の馬車(ばしゃ)
薔薇(ばら)の籠(かご)に 嗤(わら)う姫(ディーバ)が
観客(ぶた)に向(む)かい 歌(うた)いだす
「風薫(かぜかお)る春(はる)の夢(ゆめ)をあなたに」
夢(ヨミ)の国(くに)に 眠(ねむ)る観客(ぶた)たち
あらぶる神(かみ)に 捧(ささ)げましょうか
「お代(だい)は黒(くろ)い羽(はね)でいかが、優(やさ)しいお人(ひと)」
死城(しろ)と 籠(かご)を 後(あと)に 飛(と)び立(た)つ
「ああ、自由(じゆう)の空(そら)、私(わたし)の自由(じゆう)の未来(みらい)!」
乙女(おとめ)は夜空(よぞら)を舞(ま)う
覚(さ)めない夢(ゆめ)だと 知(し)りもせず
(ようこそ Crepuscolo城へ
素敵な一夜をお楽しみください)
世々(よよ)に集(つど)うのは無数(むすう)の客人(きゃくじん)たち
逢魔ヶ城(しろ)はいつまでも聳(そび)えている
Castello Crepuscolo
友人のオリジナルCD曲のために作った歌詞です。
黄昏の城の姫の悲しいお話です。
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