久々に解除された携帯

マナーモード

時には不快な電子音

「すごく、耳障りね。」

吐き捨てると再び黙らせた



機械は嫌いな訳じゃない

人間(ヒト)の命令に忠実だもの。

利用価値のある者ほど

可愛がるもの…。

ねぇ、そうでしょ?



貴方、気に入らない。

私に逆らって飄々とするの

まるで私を笑うみたいに

不敵な笑みを浮かべたその顔

今すぐぐちゃぐちゃに
してあげたい位

ゾクゾクするの。

私が欲しいのは

そう、貴方だけ。

壊して

歪めて

気が済むまで弄んであげる



いつからかしら

私は皆に

「王女サマ」

そうよばれてる

絶対王政の

ワガママな娘



敬いなさい

称えなさい

膝まづきなさい

貴方に無いモノ

私には有るの。



貴方、気に入らない。

私に逆らって飄々とするの

不敵な笑みを浮かべたその顔

今すぐぐちゃぐちゃに
してあげたい位

ゾクゾクするの。

動かせない駒は

そう、貴方だけ。

壊して

歪めて

気が済むまで弄んであげる



望んで何が悪いの?

誇って何が悪いの?

私は唯一の存在

なのにどうして…!

どうして…?

こぼれ落ちた



一粒。



貴方、気に入らない。

私にキスして奪い去ったの

まるでいつかのお伽話ね

甘い香りの蜜を舐めたら

今すぐとろけて
してしまう程に

ゾクゾクしたの。

私が欲しいのは

そう、貴方だけ。

愛して

愛して

気が済むまで弄んであげる

いつまでも、いつまでも、

永遠(トワ)に酔いしれる。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

表裏の硝子

理解されない

孤高の女王様のお噺

(2013.4.2)

閲覧数:19

投稿日:2013/04/06 16:57:45

文字数:756文字

カテゴリ:歌詞

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