株式会社ジャパン・ライツ・クリアランスへの問い合わせ内容
質問:使用料区分、使用料算出について
無償公開されたVOCALOID曲の歌詞を、歌詞製作者より許諾得て公開する場合について質問です。
以下の条件にて、JRCが支分権を管理している曲の歌詞利用を検討しています。
・原曲はVOCALOIDを使用し、PIAPRO(投稿サイト)に無償公開されている。
・歌詞製作者より、翻訳(英語翻訳)の許諾、非営利での無償/有償(個人的記念碑として製作する電子書籍『足りてるボカロ歌詞(仮題)』への収録、blogその他ネット媒体での)公開許諾を得た。
・すでにPIAPRO,ブログ等では公開済みである。
・歌詞製作者の許諾を得て翻訳公開後、ユーザー投票によるカラオケ化に伴い、JASRA/JRC管理曲となった楽曲がある。
・電子書籍は10部程度の頒布数を見込んでいる。
・頒布形式:Gumroadでの数量限定ダウンロードとKindleDirectPublishing(KDP)を利用。
・頒布単価:一部あたりの単価は100円。
・頒布におけるロイヤリティ:いずれも1冊あたり69円から70円。GumroadもKDPも、ロイヤリティは1000円を超えない限り支払われない。
KDPにいたっては、『頒布実績から受けるロイヤリティ70%から、さらに米国における源泉徴収30%を差し引かれた後の金額が1000円を超えない限り』支払われない。単価100円の電子書籍であれば、22冊以上売れないとロイヤリティが支払われないことになる。
当方はこれまで10冊以上の電子書籍を各種配信サービスで提供しているが、いずれもロイヤリティ支払いを受けるほどの頒布実績は無かった。
【例】
JRC作品コード 0032010JRC
作品名 白い翼の少年
作詞 津久井 箇人
支分権
CD ビ 録 配
× × × ○
CM 映 ゲ
× × ×
参考URL
http://www.japanrights.com/search/?wicket:interface=:4::::
PIAPRO投稿 歌詞URL
http://piapro.jp/t/pVhg
PIAPRO投稿 訳詩URL
http://piapro.jp/t/fMea
当方の認識としては、
『PIAPROユーザー同士の許諾による、楽曲の歌詞翻訳』
をした。成果物を同人誌と同様、同好の士に実費程度の対価を得て小規模に、ただし物理的制約を可能な限り減らした形で頒布するため、電子書籍にしたものである。
JASRAC/JRC管理曲を、権利者(この場合はJRC)の許諾無く出版するつもりは無い。
一方でJASRAC/JRC管理曲であり、上記のような利用(非営利有償での電子書籍に収録すること)は【ダウンロード配信】とみなされる場合、質問がある。
ホームページの例では
2 包括的な利用許諾契約に基づいて著作物を利用する場合(音楽のみの利用、音楽に映像・視覚的データを伴なうもの含む)は以下の定めによるものとする。
になるのか、
3 包括的な利用許諾契約に基づいて著作物の視覚的データを利用する場合は以下の定
めによるものとする。
になるのか?
また、包括的な利用許諾契約が必要であるなら、契約料は月1000円となるのか?
以上です。
御社には一円の利にもならない質問でお手間を取らせてすみません。なにとぞよろしくお答えくださいますよう、お願い申し上げます。
JRC(ジャパン・ライツ・クリアランス)に問い合わせしてみた
JASRACに「作詞は無信託で、部分管理曲」になっているVOCALOID曲。JRCで作詞を支分権(インタラクティブ配信のみ)管理している曲はどう扱うべきなのか?
切身魚どんが、英語に翻訳する際は、
『ピアプロ』公開楽曲ならピアプロ経由やSNS、Twitterで作詞担当から許諾を得ています。
「将来、非営利だけど有償の電子書籍に収録してもええですか?」
という内容も含めて。
で、ここで問題なのは、「カラオケ化などに伴い、JRCでインタラクティブ配信を管理している曲の歌詞はどうしましょ?」ということ。
ヘルプデスクに問いを投げてみました。
この投稿は、自分の備忘録用です。
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