「レ・ミゼラブル」
作詞:玄武


水槽の中に 沈みゆく玩具 蝕んで 契っていくかのように
弾ける 泡の中で 藻掻く物語(ストーリー)

今宵も 不安定の 海の中の 深海の 深淵の 底で空を見ている
逆流し 逆上し 逆効果した間隔を漂いながら 上流 下流 水溜まり

君を想うんだな


虜(とりこ)にされた 石鹸玉(シャボンだま) 永く辿っていく足取り
魅せることのない 延長戦を 僕らはただ 歩いている

「正直 情緒 常識 卑劣 優劣 劣等 無能 有能も
ただの心情 延伸 膨張 伸縮 界隈に過ぎないんだな」

また空を見上げる


嗚呼 無常無常無常無常無常にも続くこの周回(ループ)
その水面に映る顔 月の様に光らされているんだろう

無情にも どうにもどうにもどうにもなれない時でさえ
水掻きもないこの手で息をしている


氷の国のような冷たい牢屋で 今日もその床に這い蹲って
そんな自分を見下し嘲(わら)う悪夢(サクリファイス)

今夜も不安定の宇宙の中の深淵の闇の底で光を見ている
手を伸ばし 手を引かれ 飲み込まれる感覚を繰り返して

泉 湖 そして海へと

君には届かないんだな

花園に咲く石鹸玉(シャボンだま)細かく割られた人生路
魅せていく楽園(エデン)への延長戦を僕らは「歩けもしないや」と

「正直 人間 動物 本来 本能 OK オーライ」と
「簡単に 感歎 感嘆して 肝胆 簡単に キスをする」

泣き崩れていくんだな


嗚呼 無常無常無常無常無常にも続くこの皮肉さと
その目に映る一切れのパン 月より光輝いているんだろう

無常にも どうしようもどうしようもどうしようもならない時にでも
翼も持たぬ この腕で 足掻いている

無常にも無常にも無常にも光は遠のいて
託された君への想いさえ 箱の中に閉じ込められたままで

無常にも届かない届かない届かないと気付いてしまったなら
もう眠りにつくよ最後に
静かに哀れに呟いた
「レ・ミゼラブル」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

レ・ミゼラブル 歌詞inst

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投稿日:2023/11/28 00:29:54

文字数:838文字

カテゴリ:歌詞

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