錆びつく…手首の傷痕は　十字に深く
刻んだ存在の軽さを問うだけ

生ける屍飾る　褪せた花弁
何処にも帰る場所なき心を嗤う

幻想がほら口を開け
迷える子羊を呑む
酔い痴れるまま人々は
自らの仮面を脱ぐ

おいでよ…狂気の裏側へ　君も踊ろう
歪んだ現実の重さを知るだけ

嘆く人形吊るす　痩せた揺り糸
どれほど足掻き続けど大地は回る


見てごらんほら目を凝らせ
踊らされてる「不自由」
心ないまま踊るなら
何処にこそ自分がある？

どうして…世界の裏側に　闇があるのか？
壊れた絶望の光を見るだけ

たとえ体が朽ちて　消え去ろうとも
それでも希望抱いて道化師は踊る…

【ボカロ用平仮名】
0S
さびつく…てくびのきずあとわ　じゅうじにふかく
きざんだそんざいのかるさおとうだけ
いけるしかばねかざる　あせたはなびら
どこにもかえるばしょこころおわらう
1A
げんそおがほらくちおあけ
まよえるこひつじおのむ
よいしれるままひとびとわ
みずからのかめんおぬぐ
1S
おいでよ…きょうきのうらがわえ　きみもおどろお
ゆがんだげんじつのおもさおしるだけ
なげくにんぎょおつるす　やせたゆりいと
どれほどあがきつづけどだいちわまわる
2A
みてごらんほらめおこらせ
おどらされてるふじゆう
こころないままおどるなら
どこにこそじぶんがある？
2S
どおして…せかいのうらがわに　やみがあるのか？
こわれたぜつぼおのひかりおみるだけ
たとえからだがくちて　きえさろうとも
それでもきぼおいだいてぴえろわおどる…