「「誰かいませんか」」

「「Trick or treat」」


五月蝿いなぁ…

寝起きの私はそんなことを考えながら見事にそれを無視した



≪trick or treat?≫



「おはよー、トリックオアトリート!」

『ユキの場合はトリックオタトリートでしょwww』

「ふふふ、よくわかってるね…!ほら!!見て!!この神々しいハロウィンイベント限定のSRブロマイドを!!!これはなんとしても手に入れたi」

『はいはい、ほらこれ餌』

「えっ手作りのマカロン…!?どこで買ったのその女子力」

『これでも一応彼氏持ちなんで』

「そうか…そういえば」

『そういえばって!?』

今日はハロウィン

学校はこれでもかと言うくらい五月蝿くて、甘くて、チカチカして、思わず目をつむりたくなる

お菓子を持ち寄ってハロウィンパーティーをしている子

普段の10倍は不気味なメイクをして盛り上がってるコスプレ集団

ハロウィンだからって何故か浮かれて廊下を走り回っている男子

人の多いこの学校はいつも以上にカオスだ

香水とか化粧の匂いは臭いしそれにお菓子の匂いとかも混ざってもう割と無理なレベルに達している

「みくー…めっちゃ廊下五月蝿くない?」

『そんなこと…あるねwまあ今日だけの辛抱だしww』

「だよね…よし私は目の前のこの小さな箱に映し出されるSRブロマイドのために命かけてくる探さないで」

『うんとりあえず破産はするなよ(哀れみの目』

みくはすぐにマカロンを持って彼氏の元へと行ってしまった

梨々もそういえば今日はお菓子を持って急いでいた気がする

にしても本当、五月蝿い

まるでいつもと雰囲気が違う

「そういえば今ってとっくに授業始まってる時間…?」

五月蝿さが静まる様子はない


さすがにやばいんじゃ…



…気づいたのは遅すぎて。


それどころがどんどん異常なレベルにヒートアップしていく


お菓子を持っている女子たちはお菓子を不思議なくらい元気よくばらまき、男子はばらまかれた”treat”に群がる

ばらまき終わった女の子たちは狂ったような笑顔でハッピーハロウィンと連呼し、次々に”trick”を仕掛けて遊び出す

…何かがおかしい!

よく見るとみくも梨々も、その中にいる

まるで何かに操られているかのようにその動きは止まらない

「みくっ梨々っ!!授業はじまってるって!!どうしたの!?」

私の声は彼女たちには届かない

まるで”狂った晩餐”のように、お菓子と悪戯が溢れていく



「…なんで!?どうして!?」


考えたってわからない

わかるのは、今日がハロウィンということだけ

今さっきまで繋がっていた携帯も繋がらない

…なんで!?



「「…誰かいませんか」」


「「trick or treat」」


「「お菓子をくれないと…」」




「「”イタズラ”しちゃうぞ?」」


お菓子なんて持ってない

待って、

待ってよ、

「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」



廊下が消えていく

黒板が透けて行く




嫌だ…嫌!!














「「trick or treat♪」」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【ハロウィン】trick or treat?

ハロウィンです…
なんかあんまクリプトン組だとしっくりこなかったので他の子いれてみました!

trick or treat♪

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投稿日:2014/11/01 19:04:39

文字数:1,351文字

カテゴリ:小説

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