自由になりたくて
引きちぎった鎖なのに
その重さが懐かしい
蒼穹に輝く星たちは遠く
伸ばす手は
闇だけを掴んで
蝕まれていく
誇り高き魂は
膝を折ることはなく
翼白く澄んで
自由を奪われて
大空は舞えなくなっても
この心は捕らわれない
どこまででも羽ばたいてく
遥か天高く煌く光
魅せられて
貶めて捕らえた
闇の褥へと
誇りなど捨ててしまえ
募る苛立ちのまま
翼引きちぎった
自由を奪っても
失くした翼の分だけ
お前は軽くなっていく
この手の届かぬ場所へと
この手が重なることはない
この手が重なることはない…
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