折れた翼に気づかぬふりをして 空を羽ばたく夢を見ていた
天の声が聞こえるものと 雲間の光を仰いでた

「己をもった戦士の末路さ」と風の刃が頬に斬りつける
粗い砂が傷を撫でて 生きる痛みを知らしめる

加護の光をなくした今 儚いものの声が聞こえる
小さな命の奏でる調べが 我が心を震わせる

ならばいこう この堕ちた世界で 命の行く末を導いて
折れた翼は自由の象徴 魂の道標
 
大地が轟き 冥界が招く
我はいく この無常の世界を

折れた翼は自由の象徴 染まらない誇りのしるし


彷徨う魂にそっと問いかける 君は何に捕らわれているのか
柵の鎖は想いの幻 無垢な風に霧と散る

現れ消える泡沫を見つめて 全て無くしたと君は嘆く
悠久の流れに身を任せれば 全ては共にあることに気づくだろう

運命を残すというのなら 戻ればいい 命の岸辺に
我が翼のかけらを君に授けよう 迷いの淵に戻らぬように

我は見る 遥かなる岸辺で 魂の歩みの軌跡を
時が満ちて 君が求むなら 我はまた現れよう

堕ちた天使と人は呼ぶ
我はいく この無常の世界を

折れた翼は自由の象徴 染まらない誇りのしるし

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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翼の折れた天使

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投稿日:2020/02/24 02:37:24

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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