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ラーメン丸

暗い部屋の片隅で
気だるい体持て余してる
憂鬱な朝に中指
立ててみたって意味はないし

「ひとりぼっちは慣れたよ」
嘯いて見ても胸の隙間
今もずっと開いたまま
塞がりそうにないんだ

何も無いこの手で
何を掴めるのかな
何も無い心で
何を描けるのかな
僕だけ残された
何も無い部屋の中
声にならない思い揺れた

素敵な夢の続きを
見たくてまた目を閉じてみても
まぶたの裏にあるのは
真っ黒なただの空虚だけ

「ひとりぼっちは辛いよ」
叫んでみても届かぬ言葉
誰か気づいてください
僕に理由をください

何も無いこの手で
掴もうともがくけど
何も無い心で
描こうと足掻くけど
枯れた花は二度と
咲くことはないんだと
僕は知っていたはずなのに

大切な何かを
失くしてしまっても
胸に秘めた想い
変わりはしないのなら
まだ終わりじゃないさ
空っぽの鞄手に
歩き出そう

何も無いこの手で
掴み取った何かが
何も無い心で
描き出した何かが
どこかで泣いている
誰かを救えたなら
きっともう迷うことはない