てのひらと旅路

ニコニコで開催された「無色透名祭Ⅱ」参加曲です。
最初は「夜中、コンビニに肉まんを買いに行く」だった歌が、東　晴夏さんの構想によって「魔法使いが契約したマスターとの約束により、滅びた世界の記憶を集める」という壮大な歌になりました。

＜歌詞＞
果てしなき空を　見上げる たび
彼方の星に願う


悲しみも　苦しみも　等しく与えられる世界
喜びが　慈しみが　凍る心を温める

てのひらに　収まるほど　小さき望みを握り締め
両肩に　のしかかる　重き期待を携える

溢れ出す　欲望が　全てを飲み込もうとしても
閉じ込められていた　思い出が　沈む心をすくいあげる

導かれるまま　歩き続ける　この身に宿る願いのため
諦めることは　決してない　背を押す風が吹く限り

前だけ　見据えて


まっすぐに　ただまっすぐに　ここまで歩いてきたけれど
足を止めて　振り返れば　多数の道が存在していた

出会ったもの　別れたもの　一つも取りこぼさぬように
今一度　前を向く　己の軌跡を信じて

戸惑いが　目的を　見失わせようとしても
胸の中に灯り続ける　希望が　暗き闇の中で輝く

再び前を向き　歩み始める　辿り着く場所こそが目的地
望みも願いも希望も　潰えない　旅路が終わりを告げるまで

てのひらと　共に　行こう