気が付けば深い霧。
いつの間にか飛び出して。
歩き回るその姿。
霧に迷い込みそうな程に。
─夢遊病。
漂うのは暗い空。
いつの間にか夜になりて。
うっすら浮かぶその姿。
不気味なその威圧感が。
─朧月夜。
彷徨い続ける屍に。
尋ねてみても死人にクチナシ。
聞こえる答えは虚無に儚く。
永久に聞こえず漂い続け。
迷い続けるこのボクを。
一心不乱に掻き乱す。
耳に遺る残響は。
か細いキミの最期のコトバ。
忘れようとしたけども。
未だに此処に留まって。
在り来りだとボクは笑った。
それでいいじゃないとキミはむくれて。
それでも照れながら。
伝えたコトバは深く刺さって。
抜けないのはキミの所為。
在り来りだとボクは笑った。
それでいいじゃないとキミは怒って。
それでも泣きながら。
伝えたコトバは深く刺さって。
未だに抜けないココロのトゲたち。
深いキズは誰の所為?
ふと見れば午前2時。
静寂しかない部屋の中。
そこに在るのはただ一つ。
目を背けたくなる程の。
─悲壮感。
雨の落ちる午前5時。
ココロを映す鏡のようで。
割ってみようと手を伸ばす。
割れてしまえば呆気ないくらいに。
─無感動。
言い表せないくらいなら。
何も喋らないでと。
伝えたいコトバだらけなのに。
紡げない程に虚しくて。
コトバ選ぶ必要が無いなら。
一心不乱にならないから。
喉に止まったのは。
小さな感謝のコトバ。
言えなかっただけなのに。
未だに忘れられなくて。
未だに遺るのは。
哀しそうな顔のキミ。
泣き出しそうで。
慌てふためいたボクに。
キミは笑顔を見せてくれて。
泣きそうなのは。
キミだったのに。
安心したボクが。
涙を流したんだ。
在り来りだとボクは笑った。
それでいいじゃないとキミはむくれて。
それでも照れながら。
伝えたコトバは深く刺さって。
抜けないのはキミの所為。
在り来りだとボクは笑った。
それでいいじゃないとキミは怒って。
それでも泣きながら。
伝えたコトバは深く刺さって。
未だに抜けないココロのトゲたち。
深いキズは誰の所為?
在り来りだとボクは笑った。
それでいいじゃないとキミは言って。
それでも抱きしめて。
流れた涙はキミの所為。
在り来りだとボクは笑った。
在り来りだねとキミも笑った。
それでも抱き合う温もりから
抜け出せないのはキミの所為。
流れる涙は誰の為。
流れた涙は誰の為。
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