いつの間に春を迎え
いつの間に成長して
僕らはみんな散り散りになっていた
夢を探したり 夢を求めたり
夢を掴んだりして

きっと僕の知らないところで
君は恋をして
きっと君の知らないところで
僕も恋をして
そんな輪郭を君と
もっと共になぞりたかった
君はそうは思わないだろうか
風は桜を纏った
大袈裟だと聞こえた気がした

教室の隅にいた子
仲良くしてくれたあの子
人気者だったあの子
顔も知れぬままなのか
笑えるね 思い返せば随分とおかしな世界だった
いつも理不尽と矛盾に曝されていた

互いを互いを決めつけていた
違えど違えど分かり合う刹那
溢れるほど増えすぎた思い出も
まだ足りない様だけど
あまりに儚すぎて

きっと僕の知らない 新しい僕に出会って
きっと君の知らない 新しい君に出会って
そんな経緯を君と
もっと共に話したかった
君はそうは思わないだろうか

舞い上がる桜を見ていた
風が頬を撫でていた
いつも通り変わらない
笑い声が弾けていた
溢れるほど増えすぎた思い出も
まだ足りない様だけど
あまりに儚すぎて

きっとまだ増えたはずの 思い出がたくさんあって
それを何でもない様に くだらないことで笑えた
そんな日常を君と
もっと共に過ごしたかった
君はそうは思わないだろうか
風は桜を纏った
ああそうか 今日は旅立ちの日だ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

卒業 歌詞

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投稿日:2023/03/21 21:23:47

文字数:570文字

カテゴリ:歌詞

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