あの傘を/初音ミク (Retake)
あの日 降り積もる雪の中
凍えている貴方 それが始まりだった
まるで 捨て犬のような男
立ち尽くして 一体誰を待っていたの?
あの時どうして 傘を差し出してしまったのかな
馬鹿な男ね 貴方の背中 寂しすぎて笑えたわ
抱きしめるその細い腕はまるで
吹けば飛んでいく枝葉のようで
震えた声で咽ぶ その男を
振りほどく事が出来なかったの
そんなの初めから分かっていたのよ
その指輪 やっぱりまだ捨てられなかったのね
悲しい事は何もないのよ 当たり前が当たり前に戻るだけ
馬鹿な男ね なのにどうして そんな切ない顔やめてよ
その言葉を言ってしまえば二度と
逢うこともできなくなってしまうと
知っていてそれでも言う私は
あの日の貴方の背中 思い出してたの
あの時どうして 貴方を責めてやれなかったのかな
馬鹿な男と 馬鹿な女ね 二人どうして出会ってしまったの?
抱きしめたその細い腕をきっと
忘れることはできないのでしょう
貴方の残り香が今もそっと私を包んでいる
あの日のように降り積もる雪は
貴方の温もりを消していく
色を失った世界に立ち尽くして
あの日 貴方に差し出した あの傘を
探している 探してるの
Written by Poe
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