「私が、一人で、いるときは
決して、私を、見ないでください」
もう一度、口から出て
もう一度、口を噤(つぐ)む

織るのは、美しい反物
降るのは 雪も止み 蒲公英

「これは、天女の羽衣か!?」
美しく、煌びやか 珍しく、真(まこと)しやか
囁かれる 人の手で、織られたと思えない
それは、彼女の真心だ
満たされる そなたが、居るだけで

そなたが、一人で、いるときは
「はてな?」 そなたは、なにをば、している?
今一度、尋ねたくて
今一度、喉を出ずに

売るのは 彼女、織る、反物
潤う 彼女、居る、賜物

それから
不思議なほどに、幾度となく繰り返す
「私が、一人で、いるときは
決して、私を、見ないでください」
「私が、一人で、いるときは
決して、私を、見ないでください」
「私が、一人で、いるときは
決して、私を、見ないでください」
その、つぶらな瞳、従いたくて
その、小さな頬に、抗いたくて

「これは、天女の羽衣か!?」
美しく、煌びやか 珍しく、真(まこと)しやか
囁かれる 人の手で、織られたと思えない
それは、彼女の真心だ
満たされる そなたが、居るだけで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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天女の羽衣

作曲者募集。









『人の恩返し』#4

閲覧数:135

投稿日:2023/09/30 11:18:23

文字数:488文字

カテゴリ:歌詞

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