底のあいたティーカップ
葉っぱの出てくるティーポット
テーブルに並ぶお皿はからっぽ
それなのにウサギは言う

「さぁ、お茶をお飲み。ケーキをお食べ」

「食べるものなんてないわ」


落ち葉を踏みしめて
小道を進む
そのゴールがどこか
少女は知らずに

めちゃくちゃな看板
嘘吐きジョーカー
信じて止まない
少女は迷う

「さあ、こっちにおいで」

「ああ、今すぐ行くわ」

その声が誰かも知らずに

サビ)ああ、少女が目指したのは
  真っ暗な世界 閉ざされた世界
  過ぎ去った過去はもう二度と戻りはしない
  もう光をみることはないのだろう

サビ弱)誰も少女に教えてくれない
    不親切な住人 罪深き咎人
    無垢な少女は今最後の扉をみつけた
    「やあ、アリス。お茶会の始まりさ」

サビ)夢を見過ぎていた少女は
   今遂に残虐な世界のヒロインに
   朽ち果てたその身体 誰も見つけられない
   まさか自分がアフタヌーンティーだなんて
 
   ああ、少女が目指したのは
   真っ暗な世界 閉ざされた世界
   虚飾のお茶会ははじまった
   「君がヒロインさ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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リバース・エデン

あたしはずっと、
物語の主人公になりたかった。

閲覧数:115

投稿日:2011/10/20 00:19:13

文字数:500文字

カテゴリ:歌詞

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