下ってきた坂
振り返っても何も見えないんだ
歩いてきた道
こんなに汚かったっけ
振り返ったら真っ暗だった
気づいたらこれから進む道も
真っ暗だった

教科書上の文字の羅列に
吐きそうなほど筆を折ったんだ
「これで良かったのか？」

その壁を壊せだなんて
君は壊してきたの？
同じ向こう側に行けるなら
避けて通った方が被害なんて無い
そうして僕は
道を間違える

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汚してきた手
擦って洗っても消える事なんて無い
飛び降りた昔
どんなに幼かったっけ
振り返っても真っ暗だった
気づいたら忘れてしまってて
真っ暗だった

脳に残る痛い記憶が
いくら叩いても痛くてしょうがない
「これが良かったのか？」

風に立ち向かえだなんて
簡単に言ってしまうけど
僕の宝物が行ってしまった
ここに残った僕が出来る事は無い
そうして僕は
足を踏み外した

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揺れた大地の線を
無理矢理ちぎるなら
僕は何仕様が無い
綺麗という一言が
語弊を生んだ
崩れていく夜が綺麗でさ

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愛をくれなんて
愛は古くなって使いものにならない
期限が切れた物に
昔の価値は戻ってくれない
引き返してくれ
時計の針を戻そうとして
壊れた
もう後悔しない

その壁を壊せだなんて
君は壊してきたの？
同じ向こう側に行けるなら
避けて通った方が被害なんて無い
そうして僕は
道を間違える