『月姫太夫』


もしも月を取ってきて 欲しいとせがめば
もしも雲を全て消して 欲しいと強請(ねだ)れば

貴方 わっちを 諦めて
背中 向けて くれますか

此の躰(からだ)は世を離れ 愛でられる抜け殻(にんぎょう)となる
でも心は何時(いつ)までも 貴方に降り注ぐ
かがよう月のように


幼き日は花の枝(え)を 取ってとせがんだ
幼き日は何時(なんどき)も 一緒と強請(ねだ)った

貴方 今も 変わらずに
愛を 向けて くれるけど 

あの御姫(おひい)さんだって 天上へ還ったように
そう叶わぬ慕情など 月の満ち欠けほど


でも嘆(な)かないでくりゃさんせ 此の指は置いてゆきます  
現世(いま)二人別(わか)たれても 夜空を見上げれば
同じ月がかがよう
同じ月がかがよう…
 

・・・・・・・・・
かがよう→ちらちら揺れて光ること

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

『月姫太夫』[イラスト募集][曲募集]

ピアプロ投稿13作目。

元・佐久羅ゆき様のへの応募用歌詞でした。

素敵な曲を付けてボカロに歌わせて下さる作曲家様、イラストを描いて下さる絵師様がいらっしゃいましたら大歓迎です^^

曲にあわせて歌詞のお直しもどんどん可能です。

かぐや姫をテーマに、身請けの決まった太夫と、幼い頃から心通わせていた愛しい男の別れを歌詞にしてみました。


かがよう、は「かぐや姫」の名前の由来(?)みたいです。
ありがとうウィキペディア^^

閲覧数:80

投稿日:2010/12/30 23:17:55

文字数:374文字

カテゴリ:歌詞

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