碧く光る ヒメボタルの夜
永き月 飾るは万華鏡

くるり くるり 舞わしては覗く景色とて




朱夏に降る蝉時雨

今日も今日とて 一人旅

旅は道連れ世は情け

寂寥の夜は いとかなし

揺れに 揺られて花満開の
草子巡りて ちりぬるを
焦がれ 焦がれて花満開の
小さく見ゆる いとをかし

かなし夢見し いざよう
明日は我が身と ようようにして
最たるものは 己ならば
明日を叩きて いとつきづきし



鋭く光る ヒメボタルの夜
永き月 飾るは万華鏡

くるり くるり 舞わしては覗く景色とて



酷く霞み われ泣きぬれて

腫れ瞼 隠すも万華鏡

ぽつり ぽつり 流れては過ぎる蛍火
嗚呼 ヒメボタル


揺れに 揺られて花満開の
草子巡りて ちりぬるを
焦がれ 焦がれて花満開の
小さく見ゆる いとをかし

かなし夢見し いざよう
明日は我が身と ようようにして
最たるものは 己ならば
明日を叩きて いとつきづきし



鋭く光る ヒメボタルの夜
永き月 飾るは万華鏡

くるり くるり 舞わしては覗く景色とて



酷く霞み われ泣きぬれて

腫れ瞼 隠すも万華鏡

ぽつり ぽつり 流れては過ぎる蛍火
嗚呼 ヒメボタル