toki

この喉が枯れるまでは
君の代わりに声を上げよう
この瞼が閉じるまでは
君の代わりに焼き付けよう
この足が動く限り
君の代わりにどこまで行こう
この呼吸が続く限り
君の代わりに今を生きよう
あなたを翳し
もう一度 嗚呼 もう二度と...

奥深く刺したその未来が
とりとめのない日々に乱されて
憂鬱な感情 いつも耳を塞いでいる
哀しみが纏うあの痛みは
時として残酷であるように
窮屈な心情 いつだって目を塞いでいる
どうせ口先だけだと 人々は笑った
嘘つきの戯言がいつか
本当へと生まれ変わるのなら
さよならとあなたが放つ...

夏のかほり 雨しぐれては
花散らせ たなびく傍
儚き夢追いては過たず
手を伸ばせど 届かずと知れり
失くしものは 彼方であると
ため息も 吸って吐いて
指折り数えて今日さえ放つ
待てど暮らせど 止まない呼吸よ
息も絶え絶え 写した未来
幾度と犠牲を振り払い...

所詮、綺麗事って言われたって
あなたとわたしの関係だもの
すり寄る必要性はないし
どうせ、着飾ってたって被ったって
飽きたら捨てるし 当然のこと
合わせる協調性もないし
嫌いなところあげれば
一つ、二つとキリがない
面倒臭いこと 理解できない？
空気読めない？ 言葉も出ない...

強く生きたいと願った
夢でもいいと思えた
この鼓動が途切れても
誰かになりたかった
強くなりたいと願った
君なら良いと思えた
あの音が途切れても
信じたくはなかった
強く生きれなかった
腕から離れていった...