止まない雨は無いらしい
誰かの歌がそう言っていた
だから傘もささないまま
君を捜してたんだ

「迷子にならないように
僕が隣にいてあげる」
「君の居場所の目印」と
指さして笑っていた

あの日から色づいた街も
今は雨に流されて透明な彩へ

君と景色が切り離され僕は居場所を見失う
色のないこの街はどこも同じに映るから


隣の街の交差点
よく似た横顔を見た
懐かしい声と笑顔を
人混みがさらっていく

もう一度信じたいから
耳を澄ましてみたけれど
あの日の誰かの歌も
雨が掻き消したんだ

アドレスはもう変わったのかな
Errorが怖くて
元気にしてる?の一言を
今日も指先が躊躇う

後ろ姿をただ見送る
僕に君は気付かないだろう
それでいい君の隣から
目を逸らして歩く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雨上がりの猫の街

制作中のバラード

閲覧数:76

投稿日:2014/07/07 23:32:25

文字数:335文字

カテゴリ:歌詞

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