※1番
物語を読むのが好きだったあの子
「私もこんな風になれたらなぁ」
そう言って開いていたのは
確かシンデレラだったよね
それでも灰かぶりにはなりたくないわ
プライドの高い君はそう言ったよね

「ねぇ、あなたはどう思う?」
開いたページは絢爛な舞踏会
ちょっと慣れないピンヒールでよろけたり
王子様の足を踏んでしまう君を思って
笑ったよ

笑うんじゃないなんて怒る強気な君が 
本当は誰よりもその世界に焦がれていること
僕は知ってる

行けたらいいね 
2人一緒に
なれたらいいね 
お姫様に
「誰かのものにならないで」なんて
きっと君には言えないんだ


※2番
物語を読むあの子の姿が好きだった僕
鼻歌を歌いながら機嫌よさそうに
夢の世界へ飛び立って
羽のようにフワフワと揺れるその真っ白なリボンを
もいでしまうことが出来たならと
考えてしまった僕を許さないで

「そろそろ寝ないとお肌が荒れるよ?」
頬を膨らませて頭が固いと罵らないで
君のためを思って言っているのに

僕に絵本を押し付けてベッドへ駆けて行った君
開かれていたページは絢爛な舞踏会
ページの隅で悔しそうな顔をして
王子を睨みつけているのは
きっと僕

見れたらいいね 
素敵な夢を
なれたらいいね 
お姫様に
「僕と踊っていただけますか?」
君に声をかけるのは
きっと僕では許されない

開かれたページは絢爛な舞踏会
なれたらいいね 
お姫様に
会えたらいいね 
君だけの王子様に
「誰かのものにならないで」なんて
きっと君には言えないんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

絢爛舞踏会

初めまして、南虎と申します。
初めて作詞?(と言えるかどうかは分かりませんが…w)なるものをしてみました。一応、レン→リン視点になってます。

何度も投稿し直してスミマセン。
不慣れすぎて上手く出来ないorz

あるレン曲にハマっていますのでその影響を若干受けてたり受けてなかったり…。

閲覧数:92

投稿日:2008/05/03 06:59:30

文字数:659文字

カテゴリ:その他

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