ねえ　アンジェリーナ
君の好きな紅い薔薇
僕のお城の庭に　埋めたよ　ほら

君に触れたら崩れた　灰になって
どうして？　僕は嫌われてるのかな
君が咲いたこの広い庭
僕は独りで笑うよ

"Don't kill me,please!"
君の言葉　ごめんね　聞こえなかったよ
"Stop,stop! Please let me go home!"
何？　ねえ、聞こえないってば……
帰らせてなんかあげないよ
僕だけの紅い薔薇……アンジェリーナ


さあ　水をやろうか
君と共に咲く薔薇
僕の手で埋めた　沢山の　薔薇

この手はとても汚い　赤に塗れて
どうして？　君から流れたモノはもう
洗ってしまった筈だけど
僕は独りで哂うよ

"Don't kill me,please!"
君の言葉　永遠に　僕だけのもの
"Stop,stop! Please let me go home!"
何？　ねえ、一人にしないでよ……
逃がしてなんかあげないよ
僕だけの紅い薔薇……アンジェリーナ


『アンジェリーナ　アンジェリーナ　ずっと一緒に居て
どうしたら君は笑ってくれるだろう？
そうだ
君を埋めてしまおう
君の好きな紅い薔薇になって　笑顔の花を咲かせて
僕の庭で――』


"Don't kill me,please..."
君の最期　とっても　綺麗だったよ
"Stop,stop... Please let me go home..."
何？　ねえ、僕だけを見つめて……
枯らせてなんかあげないよ
僕だけの紅い薔薇……アンジェリーナ