「夏の香り」/ふたぼしりょうこ

流れる雲に気をとられて
君にそっと影踏まれて
振り向けば微笑む君を
いつの日か、愛していた

ちょうどとある花が咲く頃
君は僕の基地にやってきた
「迷子なの?」
問いかけても君は俯いたまで
今にも泣き出しそうだったから
「ごめん」
と呟いた
君は顔を上げてそっと微笑んだ
何も言わず じっと僕を見つめて
ただじっと 「ハジメマシテ」

流れる川に足をとられて
君は水の中
気が付けば僕は手を伸ばして
僕のほうが溺れそうだった

"あのね、君の名前はなんていうの?"
僕が砂に書いた言葉に
"教えてあげない"
答えた君
いじわるだと感じたけれど
それでいいと知ったんだ

夏の香りが響く頃
君は車の中から僕を見た
どうしてなのかわからない
君の瞳から涙が零れた


あの日僕は、ひとつの想いを手にしたよ


流れる雲に気をとられて
君にそっと影踏まれて
振り向けば微笑む君を
いつの日か、愛していた

名前も知らない君へ
送りたいウタがある
君にならきっと"聴こえる"はずだから
僕はココで"ウタイタイ"



夏の香りと共に どこかで―

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

作曲予定夏の香り

ピアプロでは初作品です。
自由に作曲していただけたら嬉しいです。
いろんな楽曲が聴きたいです。
そして、歌詞に対するコメントも待ってます。

歌詞は「意味」を変えなければ曲に合わせて変更可能です。
また付けたしなどもしていただいて構いませんが、
その際でも必ず僕の名前を明記していただきますようよろしくお願いします。

閲覧数:39

投稿日:2008/11/23 22:06:14

文字数:485文字

カテゴリ:歌詞

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