「朱い花と秘密の部屋」


「もう、ずっと前から君だけを愛してるんだ」
声が枯れるほど叫んでも君は聞こえないふり
僕がどれだけ好きだと言っても耳を塞いでる
僕が嫌いなの?それとも照れ隠ししてるだけ?

君のために用意してたプレゼント
イベントも何もない特別な日じゃないけど
君の笑顔が見たいから奮発したんだ
きっと君は喜んでくれると思ってた

彼女の隣にいる男 彼は僕の親友で
そんな素振り見せなかったのに
彼女と手を繋いで歩いてた
どうして隣の男は僕じゃないんだ
親友だと思ってたのに 今じゃ彼がただ憎い
君は僕のものなんだよ?ずっと前から言ってるじゃない
わからないなら君が理解するまで永遠に
光も届かないこの牢獄で教えてあげる


誰も知らない僕だけの秘密の部屋
用意してたプレゼント 役に立つ日が来るなんて
この日までまったく思わなかったな
喜ぶ顔が見たかっただけなのに

解放を望む君の双眸には涙
悲しみと恐怖に歪んだ君の表情
そんな顔をさせる気はなかったんだ
ただ笑って欲しかっただけ

君の目の前にいる男 それは他でもない僕
それだけでも十分嬉しいんだけど
なんだか物足りなくなってきた
鎖で繋いだその体 いったいどうしてあげようか?
君に映えるのは朱い花 買いに行く時間がもったいない
花なんて買いに行かなくてもここにある
君に流れている朱い花で牢獄を飾ろう

鮮やかに散る朱い花びらが牢獄を彩ってゆく
綺麗になったけど張り切りすぎたかな?
さっきまであんなに元気だった君が
動かなくなってたことに気づいたのは
牢獄が一面朱く染まった頃だった……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

朱い花と秘密の部屋

狂愛というかヤンデレ的な歌詞を書きたくなりました。
「君」を愛しすぎて、狂気に走った男の話。

閲覧数:104

投稿日:2014/02/24 01:36:14

文字数:681文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました