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十と九つ、さよならの音

十と九つ、さよならの音

さよならの一歩手前、
名前のない感情を
ずっと拗らせている
「いつまでも子供じゃいられない」
ってくらい、分かっているのに

何か変わりたいだなんて
孕んだ情熱は
忙しさと中和して
言い訳ばかりを積み重ねた
そんな僕がひとり
「今日も怠い」腐った性根
ポッケに突っ込んでは街並みを瞰下して
いつまでも続いていく訳がないのに
また日々を消化した

一刻一刻と過ぎる毎日に
ただ呆然と立ち尽くして
くだんない日々に愛を謳う
そんなヒーローに憧れていた

淡い春を塗り潰して
選んだつまんない毎日に
毒を吐く、悔いを噛む
なんて不甲斐ない鈍色だ
忘れていく、暮れていく
いつかは人生だって終わる
特別でいたいと願う
なのに今日も逃げ出した

理解のない人生なんて
言えないくらいには
恵まれたもんだから余計救いがない
たんたんと回った
効率的盲信な歯車のように
ぐるぐるぐるぐる
お腹が空くだけ
なにもないな

暗い夜に星を見た
眩んだ僕の双眸は
未だ慣れずに人を妬む
ないものばっか輝いて
夜が終わる、朝が開く
何もできない今日を恨む
分かっている、わかっている
全部、自分のせいなんて

悩んで病むのはいつだって
将来描いた理想の死
今すら僕は不安定で
泣く泣く脈を打つ
ただ醜く、まだ別れも言えないで
子供のまま、あいを憂う
そんな果つるべき郷愁に

さようならとごめんねを、
割り切れないくらい弱い僕の
言葉では伝わらない
未だ名前なき感情を
歌うから、叫ぶから
いつか届いた終点で
退屈も、傷跡も
癒える言葉を抱けるように

さよなら遠く、今の僕が
まだ定義されぬように
何者でもなく、何かでありたいと
願ってしまうその問いに
酷く簡潔なそんな答えを
誰かに言い渡されぬように
理由を落とす
今この瞬間死にゆく亡骸を残していく

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投稿日:2025/09/16 18:00:28

長さ:03:48

ファイルサイズ:7.2MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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