S 琥珀に果てて　朽葉に溺れ
蜉蝣の死を迎え入れて
奈落に喰われ　禍忌を抱いて
緩かな明日に焼かれ

A 苦し紛れの声が耳を劈く前に
籠目籠女の後ろの少年は夢啜り泣く
傷物寄りて値札抱え喘ぎ吐くは
売られた性の恨めしさ故か溺れたのか

B 快楽と廻
肌も無し、厭々
亡者の連れは首を傾げては
吊ってゆく

S 琥珀に果てて　朽葉に溺れ
蜉蝣の死は甘く痛い
奈落に喰われ　禍忌を抱いた
緩かな明日が焼かれ

C 紅味を帯びた三日月
今宵も浮かべ

S 琥珀に果てて　朽葉に溺れ
蜉蝣の死を迎え入れて
奈落に喰われ　禍忌を抱いて
緩かな明日に焼かれ

D 二度と望まぬ暁の
声を抱き無間の地の琥珀...

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こはくにはてて　くちばにおぼれ
かげろうのしをむかえいれて
ならくにくわれ　まがきをだいて
ゆるやかなあすにやかれ

くるしまぎれのこえがみみをつんざくまえに
かごめかごめのうしろのしょうねんはすすりなく
きずものよりてねふだかかえあえぎはくは
うられたさがのうらめしさゆえかおぼれたのか

けらくとまわる
はだもなし　あぁ
もうじゃのつれはくびをかしげては
つっていく

こはくにはてて　くちばにおぼれ
かげろうのしはあまくいたい
ならくにくわれ　まがきをだいた
ゆるやかなあすがやかれ

あかみをおびたみかづき
こよいもうかべ

こはくにはてて　くちばにおぼれ
かげろうのしをむかえいれて
ならくにくわれ　まがきをだいて
ゆるやかなあすにやかれ

にどとのぞまぬあかときの
こえをだきむげんのちのこはく