天から降りる暗幕に
小さなライトが ひとつ ふたつ
開演を待つかのようで
あの花形を待っているかのようで
部屋の隅の砂時計が
落ちきっても 落ちきっても
空は動かないまま
遅刻と尚早が交差する
僕はそっと手をあわせた
「何をお祈りしているの?」
寄り添ってくる光に振り返る
「ずっと一緒にいられるように。」
指で示したその向こう
漆黒の先のきらきら星に
「お願いするならそっちじゃないわ。」
小さな手がその唇に触れる
「流れ星だろ?知ってるよ。」
笑った僕のきらきら星に
背を向け闇の先を見る
嘘つきな夜空と意地悪な君
今日はもう口をきいてはやらない
閉じたままの舞台
終演を知らせた砂時計
星の降らない夜に
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