「夜が明ける」

「またね」とつぶやいて
見せた灯の数々
僕は忘れないよ
あの画面越しに
君がくれたもの

僕の世界の隅で
不器用に がむしゃらに
横切った花の影を追う
気がついた時には
涙ぬぐって 全力でって
走り続けていた

息が途切れて 声がかすれた
「僕には何ができるんだろうな」
"大丈夫だから、手を握ってー"
差し伸べられた その手にきっと
繋がってく この世界を包むから

小さな世界の中で 君の声は響き渡る
「ついてきて」
マイクの前に立って いつものように
君は歌う

君の世界ではきっと 真っすぐで本気な
歌で戦ってる 負けてらんねーな
僕は戦えているだろうか?
進み続けて

歌が途切れて詞がかすれた
「私の色はどこに落ちるのか」
「ほら、見てて。すぐに分かるって」
手を掴む あの時のように 夜が明ける
貴女によく似た 朝

朝焼けが僕らを照らす
刈られた草が甘く香る
吹く冷めた風は言う 「歩け」「歩け」
無理に脚を運ばす
頭が軋んだんだ 立ち止まって

あの花を探しながら
あの譜口ずさみながら
絡まる優しさとしぐさ
抱きしめる 意味なんてforget
「ああ そうか、」昇る 太陽の下で
ソレ は咲く

歯磨いて 寝転んで また明日
そんな一日を甘くした 君がいるんだ

「これからも 大好きだよ」
僕らは 口揃える 明後日もその先も
叫んで 泣いて笑って
歌おう

(儚い時は離れ行くけど
お別れ じゃないよ
だからまた 言わせて
それじゃまたね)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夜が明ける

観測者の中から集まった、共犯者達のうた。
共犯者と、あなたのうた。
現実世界からあなたへ。
おめでとうの、花束を。

閲覧数:58

投稿日:2022/02/18 21:57:54

文字数:646文字

カテゴリ:歌詞

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