【A】
   いつかこの街が滅びかけたら
   救世主がやって来るという
   そんな馬鹿げた昔話でも
   子供の僕はそれがたった1つの希望だと信じてた

【B】
   祈って祈って 待ちこがれてた 
   ずっとずっと 旅人が訪れるだろう日を

【C】
   すっかり大人になって 見える世界が変わって
   全て嘘だったってことに 気付いてしまった

【S】
   爛れる風の行く先は なんにもない夢の墓場
   何がどれで誰か 二度と見分けられない
   砂嵐の吹いた音に 沢山の人たちのざわめきが混じった気がした



【A】
   この街に旅人は来ないだろう
   救世主は気付かなかったらしい
   別に他にすることもないから 
   大人の僕はそれになってみようかと気まぐれで思った

【B】
   探して探して 見つかるものは
   ずっとずっと 誰からも忘れられている場所

【C】
   すっかり歩き疲れて 握る砂が崩れて
   何も守れないってことに気付いてしまった

【S】
   くすんだ僕の行く先は なんにもない夢の墓場
   何がどこでいつか 二度と区別できない
   踏みしめた砂の重さに 沢山の人たちの白い手が見えた気がした




【C】
   砂塵にうずまる街に なけなしの夢奪われて
   瞳のかわく現実に縛り付けられる    

【S】
   爛れる風の行く先は なんにもない夢の墓場
   何がどれで誰か 二度と見分けられない
   砂嵐の吹いた音に 沢山の人たちのざわめきが混じった気がした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

[砂のたより]

閲覧数:31

投稿日:2010/04/20 21:18:08

文字数:669文字

カテゴリ:歌詞

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