Aメロ
時計の針が夜中の二時を指した
静まり返った部屋の中
僕はただ虚空を眺める
右手にはナイフを
左腕にはキズを持ちながら

君の傷を癒すことさえ出来ない
そんな生命(そんざい)なんか不要
僕はただ愛しただけ
君の心は傷だらけ
僕の心は死んだまま

Bメロ
いつか見たいねって言っていた風景も
ごめんね。連れていけそうにないね。
君に微笑んでみても…君は…

サビ
両腕に印された紅(アカ)が
二人の心を離して逝く
あの日の君の言葉が
僕の心を紅く染めて逝った

君の傷跡癒せぬままに
僕らは何をしていたのか
それすらわからないまま
人間(ぼくら)は傷付ける

硝子玉(いのち)にひび割れた
傷痕残して…

B
Aメロ
明るくなっていく空を眺める
そんなことすらしなくなった
君はただ、僕を見る
身体にも心にも
消えない傷を抱えたまま

僕の存在を否定する君
それも悪くない
そんなこと考えてしまう僕は
もう既に狂っているのか？

Bメロ
いつか交わした約束も
全てが 赤く紅く
お互いに傷を抉るそんな存在…

サビ
心に灯された紅い焔(ほのお)
二人の傷を深くしていく
あの日の約束は
二人の幸せとなったのかな？

幸せへと続く道を
二人で歩くことも出来なくて
どうすればいいのか
わからぬままに…

二人の溝は埋まることなく
側に居た…


B
狂気となった祈りを手首にあて
僕は望みながらその手を引いた
何度も 何度も…

僕が自分(ボク)でなくなるまで


大サビ
心に遺された紅(あか)だけが
二人を繋げる絆だった
あの日の君の笑顔が
僕の魂(こころ)を癒していった

もしも願いが叶うなら
どうか…どうか君だけは…
張り裂けそうな想いは
僕だけで充分だから…

傷だらけの魂(こころ)で
君を想うから…
傷痕癒えぬように
深く深く突き刺したのは
僕から君への愛憎

君は傷痕抱いて生きて
(お願いもう止めて)
僕は傷痕抱いて逝くよ
(僕が望んだことじゃない)
だから…
(僕が望んだのは…)
サヨナラ
(君の幸せだけだったのに…)