初めてこの家にきたのは

いつだった?

君はもうイナイ…


もう、ハチミツと檸檬の

香りの髪の子は…


壊れちゃった。


レン。




リン。…リンってば!
レンっ、わわっ!
いつまで寝てんだ!

リンちゃん!レン君!遅いよぉ!
ミク姉!ごめんね!
ミク姉!リンの仕事は?
それが、レン君だけで部屋に来いって、マスターが、

レンは黙りこんだ

俺、行ってくるね、




夕食の時間。
レンは楽しそうに皆の話を聞いていた

高い笑い声が響く



レンは毎日、毎日部屋に呼ばれた。


さすがに、リンも心配になってきた。



カイト兄ィ…

リンはレンを監視するよう言った。

ドアは鍵がかかっているから窓から入れと。


お人よしのカイトはレンの部屋に入らなかった。

でも、


ぱたりと夕食に来なくなった。

静かだ。


レンがいないとこんなにも変わるのか…


カイトはレンの部屋に入った


お兄ちゃん?


レン、何があった?
何にもないし……
出て行こうとしたレンの腕をつかむ。

痛ィィイ!

悲痛な叫びをあげるレン、おかしい。

変におもったカイトは
レンの黒い袖をはずす。
青あざだらけ。

ベッドに押し倒す。


何すんだよ!やめろよ!

セーラー服を腹から首までめくり上げる。


カイトは驚きで声が出ない。

レンの体は、あざ、切り傷、火傷、刺しきず、縄の跡

誰にされたの?


マスター、


虐待されていた。
初めてきたときも、拳で殴られたりした。
酷い時には、タバコの火を押し付けられたり。それらはみな、目立たない所に付けられた。

僕は、






ね。



レンは、
睡眠薬を飲んで息を引き取った。

マスターは心臓発作でしんだ。


カイトは、レンの後をおい、自殺した。



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(non title)

うーん、暗いな

閲覧数:129

投稿日:2010/03/23 09:42:31

文字数:776文字

カテゴリ:その他

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