それから君は笑ってみせたよ 壊れそうなまなざしを隠しながら
まだ夜は明けないがもう 嗚呼 
君は立ち去った後だろう


雪化粧が見慣れない 街のように移りゆく
感情には付き合えない 君にはもう期待したくない

響けエレジー 君のレガシィ 夜毎這い寄る
現実を拒むように
回れ回れメリーゴーラウンド 君を巡って空回れ
最後まで明かりを灯して

例えば雪が朝に溶けるみたいに 僕たちも解けてしまうのなら
そうさ 痛むだけの感情さえ 想う余熱に消えるだろう


消せそうにない着歴を 更新した君のコール
過ぎた日を責めるように いつも通り待ち合わせよう

走れ走れ 夜の街はひどく無関心さ
僕だけが壊れたよう
また君に会えたなら なんて言おうかと
繰り返す「もしも」がもう 擦り切れても
君だけを呼んでる


それから君は笑ってみせたよ 壊れそうなまなざしを隠しながら
まだ夜は明けないがもう さよならだね

もしも、また……
今もまだ捜してる 雪より儚い希望
でも それさえ言えないでレガシィ
消えちゃくれない君の残照

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Winter Afterglow

双葉鱈さんの曲に宛てて。
タイトルは「Winter Afterglow(=冬の残照)」

冒頭のサビと大サビが印象的だったので歌詞も活かせるよう試行錯誤しつつ、終わりゆく恋のうたを書きました。

■以下、補足になります。
エレジー(elegy):哀歌、悲しみを歌った歌
レガシィ(legacy):残されていくもの、古いもの


2018.01.20 ひらがなver削除

閲覧数:133

投稿日:2018/01/20 22:54:56

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

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