窓際の席
そこが君の席でした
あたしは窓を見るふりをして
君を見る
君は鉛筆を握りしめ
気持ちよさそうにねていました
いつもその席に座ってる君
それを眺めるのが大好きでした
ただ君を独占した気になって
本当は独占なんてできなかった
最初は君の名前さえ知らなかった
ただ君を好きになった
君のすべてを知りたい
ただアタシはたわいない恋をした
決して告白なんてしない
そう決めた
でも本当はできないだけ
たとえ君がアタシを想っていても
「じぶんから」は怖かった
もしも君がアタシを想ってなかったらって考えると……
だからアタシはただ君を眺めるだけの恋をした
付き合いはしない 友達みたいな関係
お互い想いあっていることを知らず
お互いもしも…が怖くて
結局あたしたちは曖昧な恋をした
周りから見たらくだらない恋だったかもしれない
でもアタシは幸せでした
ただ君を眺めるだけで…

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  • 非営利目的に限ります
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投稿日:2008/05/11 17:49:17

文字数:387文字

カテゴリ:その他

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