冷たい蒼にそっと 触れた鬱な色
鈍く響く 枯れた声の中


静けさに震えた 空気に紛れてく
私の世界の 真ん中でまた滲んで


錆付いた傷跡 色褪せた雨の雫
乾き切ってしまいそうな 夜の海でそっと


溺れた声は 闇に呑まれて消えて
鈍色の波に 沈んでく黒





凍えた世界で また一つ水は小さく
堪えるその痛みも 反響して止まない 音




こんなにも 温か過ぎた こんなにも 褪め過ぎてしまった
暗闇の声に 重なる音も 静かに 寂しく 消えて 溶けて




私の心も その瞳の水に 溺れて 暗く刺さる
痛みも ずっとそっと 居なくなっていくから


気付かないように そっと 目を瞑ってみても
見えない色が ただ 瞼の奥に映えて



色褪せないように 蒼褪めて壊れて
悲しいくらいに軋む 心に そっと 重ねて




滲んで










                  

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

fade

雨の音と、落ち着く様なピアノの音をイメージして書きました。
雨の中に居る感じ。

閲覧数:37

投稿日:2014/03/22 19:30:01

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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