闇の中で立ち竦む時 不意に光が差し込めば
眩しさが身体を突き抜けて 少し幸せでいられるのに

我慢したその分だけ 得られるものがあるなら
燻っている今だって 未来を見ているだけだと
笑えたなら

きっと望んで暗闇に飛び込みはしないよ
だって不幸は幸せにはなり得ないもの
けれどそれも捨てたものじゃないって思えたら
どんな逆境でも少しは強く居られるのかな


光の中で漂う時 容易くそれに慣れてしまうね
目を閉じて闇に触れてみても 今は幸せとは言えないよ

我慢も大切だけれど 欲張りたい時もある
照らされている今だって 暗がりと見比べるだけじゃ
笑えないよ

きっと望んで暗闇に飛び込んでしまえば
今の不幸は幸せにも見えるだろうな
けれどそれじゃいつまでたっても満たされない
どんな状況でもそこを暗闇に変えてしまうんだ


暗闇ではどんな灯りでも 眩しく目に映り
辿り着いた灯りは 酷く頼りなく見えて  
そうするとまた遠くに 眩しい光を見つける
幸せを求める本能に、従って走る 走る
まるで光に群がる走光性の虫みたいだ


いつも見えない幸せを手に入れようとして
今も暗闇の中で藻掻き続けている
今の君は光の中にいると声がする
だけど僕には暗闇にしか感じられない

闇が光を作るというのなら
きっとそういうことだろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

走幸性の霊長類

歌詞です。

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投稿日:2013/03/23 06:32:38

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

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