Destination feat.Hatsune Miku

どんな世界にも不正解があってあたしはそれだった
どこか正解の裏にずっと隠れ続けていた

あたたかな日差しも優しさも日陰には届かない
夢も幸せも知らなかった　あの時までは

降りしきる雨を避ける気にもならずに
ただ川辺で泣いていたあの日
隣で傘が揺れた、そんな一瞬だった
The rain stopped and I found my destiny

あたしを見つけ出してくれた人は直ぐにどこかに行ってしまって
あたしは何も言えず立ち竦んでた
初めて触れた優しさと笑顔にどう答えたらいいか
知らなかった

こんな世界にも不正解はあってあたしはそれだった
だけど正解が何かは考えてもいなかった

焼けたアスファルトに苛立って日陰を探していた
あの日の優しさを刻みこんだ傘を片手に

肌を刺す凩に向かって飛ぶ赤い鳥
忘れ物がはらり目の前に落ちた
あたしの忘れ物を、ありがとうの言葉を
思い出させてくれるように

あたしを救い出してくれた人の面影をなぞるように
あの背中を目指して走り出したんだ
初めて触れた優しさが心の奥に咲かせた花
暗い世界をそっと照らしてるみたい

あたしを救い出してくれた人のことをずっと追いかけていたら
目の前に咲いたささやかな笑顔
あの日あの人もあたしを見てこんな気持ちになってたのかな
傘が揺れる

あたしを救い出してくれた人のことをずっと追いかけて
あの背中探して走り続けるよ
心の奥にそっと秘めたささやかで温かな愛を
沢山のありがとうと共にお返しするから