疑ってばかりじゃ疲れるでしょう
夜が水に濡れたように沈む
ライラックの花がその窓辺で白く散っては
投射して見せたいつかの横顔
エスプレッソの香りがまだ残るカップのレリーフ
ここにいたのは私じゃなく
そうあなたでもなくて
モナリザの微笑みが作り出した悲しいお伽話みたいなものだった
一人きり踊る
きしむ床がレコードの針のリズムに乗せて
尖った星の光が照らすメランコリーさえ知らなくって
どこまで信じたかも
夢に見たのは私じゃなく
そうあなたでもなくて
モナリザの微笑みに酔い痴れるときめきと憐れ気な二つの影法師
前に進めずにそこで止まる
ぜんまいのおもちゃの兵士の足
止まった先で途方に暮れる
本当はまだわからなくって
傷ついているのかも
うたがてばかりじゃつかれるでしょおよるが
みずにぬれたよおにしずむらいら
くのはながそのまどべで
しろくちてわとおしゃしてみせたいつかのよこがお
えすぷれそのかおりがまだのこるかぷのれりいふ(88)
ここにいたのわわたしじゃなくそあなたでもなくて
もなりざのほほえみがつくりだしたかなしおとぎばなしみたいなものだあた
ひとりきりおどるきしむゆかがれこおどのはりのりずむにのせて
とがたほしのひかりがてらすめらんこりいさえしらなくて
どこまでしんじたかも(121)
ゆめにみたのわわたしじゃなくそあなたでもなくて
もなりざのほほえみによいしれるときめきとあわれげなふたつのかげぼおし
まえにすすめずにそこでとまるぜんまいのおもちゃのへえしのあし
とまたさきでとほおにくれるほんとおはまだわからなくて
きずついているのかも(121)
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