ジャケット

夕去(ゆうさり)の哀の儘
溢れ落ちた星に
腕を伸ばして仰げど
届かないからさ
メランコリアの庭々に咲いた
複色の花が散ったようだ
此の世界は色褪せて征く

天蓋(てんがい)に浮いた模倣の太陽
訪(おとな)うように、夜に目を醒ましては
選択委ねた虚像の賽(さい)を
緩(ゆる)り置いて振った気になって

寂寞(せきばく)、蓬々然(ふらふら)
誘蛾灯は消えたようだ
辷(すべ)り堕ちて仕舞った
昨夜(よべ)に泣いた今日が会いたそうだ
生活が暗んだ
窮鼠(きゅうそ)が猫を噛んだそうな
朝焼けを嫌った
私、死んだようだった

know

最低な言葉だから
花瓶に隠してるんだ
塞いだ side out 些事な日々が
繰り返し嘆いている
快晴を恨んだ私を
眺めるは太陽だけだったのだ
そんな今日だった

清濁(せいだく)併せ呑むが不幸だ
聞こえない振りだけは上手くなった
銘々(めいめい)、冥土の準備はどうだい?
吐き出す言葉にも意味を伴わず

痣を隠した
顔を隠した
夢を失くした子供達には
何も無かった
何も無かった
人のような形だった

形骸化された命が
暗がりに沈んで征くんだ
事欠く道理、疾(と)うに
描いた儘で咲いたそうだ

碧落(へきらく)迄の切符も無く
線路は途切れ途切れだった
泥(なず)む方へ歩き出しているんだ
私、死んだようだ

晦冥(かいめい)が仄(ほの)かな儘
砂塵(さじん)に埋もれているんだ
腐ったサイダー撒いた静寂(しじま)
寄り返し招いている
胎生(たいせい)を恨んだ私を
宥(なだ)めるは最期の雨だったのだ
そんな生涯だったって笑えや

最低な言葉だけど
其れしか思い付かないや
狂った hater 価値も無いが
何処かで叫んでいる
拝啓、歪んだ我等よ
ルサンチマンの言葉は消え去った儘
曖昧な今日だった

夕去の哀の儘
溢れ落ちた星に
腕を伸ばして仰げど
届かないからさ
メランコリアの庭々に咲いた
複色の花が散ったようだ
此の世界は色褪せて征く

00:00 / 03:15

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Materia/初音ミク off vocal

Materia/初音ミクのoff vocalです。

閲覧数:84

投稿日:2021/05/29 21:01:26

長さ:03:15

ファイルサイズ:3MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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