掴むのもやっとな小さな手が
僕を外へ連れ出してくれた
いつまでもいつまでも
僕たちは離れないと思っていたんだ
隣で寝てたはずなのに起きたら君の足元で
喜ぶべきなんだろうけど悲しいよ
もう楽々掴めるはずの手は
僕を置いていってしまった
いつまでもいつまでも
連れ回してくれると思っていたんだ
久々の君大きくて小さな手を握ってた
いつか僕を連れ出したその手のひらで
暖かな風が過ぎ去っていく
同じ場所で時を過ごして
それを君と感じれることが
なによりも幸せ
旅を終える君のことを
どうか最後まで見守らせて
それだけなら僕にだってできるから
窓から風が吹いてきて
僕の背中を押したから
君の胸へと飛び込んだんだ
動かすのもやっとな君の手が
僕を優しく握ってくれた
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