「レン……ごめんね」

双子の弟のレン。
レンは私なんかよりずっと頭が良いし、世渡りも上手。
私は姉のはずなのに、いつもレンの足を引っ張っていた。

レン……あなただけが、私の生きた証。





レンは、携帯を取り出した。
もしかしたら、双子の姉が出てくれるかもしれないと思って。

リン、出て。
お願いだよ。

しかし、コールは空しく切れる。

やっぱり、行くしかないのか。
誰も近付ける気はないんだね、リン。

レンは待合室のドアを思い切り開けて、起動室へと向かった。

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炉心融解 ~melt down~ 4

そろそろクライマックス!?

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投稿日:2010/03/07 20:54:08

文字数:237文字

カテゴリ:小説

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