<イントロ>
「キミがいてくれて良かった」とか言わないで
胸が張り裂けてしまう前にサヨナラ…

<A>
静まりかえった駅のホームは
何か言いたげそうな素振りして
息が詰まりそうな閉塞感が
また私の言葉を濁らせる

<B>
未練や思い出が巡りに巡ってく
白い息は宙に消えるだけ

<C>
発車前のアナウンス
無機質な電車の音で
もう私の声が届かないキミの背

<サビ>
『行かないで』　そう言えないの
ただひとり　震えて　キミを見送る
後ろ姿でサヨナラしたのに
私の頬は涙で濡れた…

<A>
気付いていた頃にはもう
私の手からキミは離れていき
俯いた心をみせないよう
私も笑って「またね」って言った

<B>
白銀世界にキミの残像探してる
積もりに積もるは思いだけ

<C>
キミの「サヨナラ」なんて
雪も感情も痛みも
溶けてしまえば心は楽なのに…

<サビ>
「頑張って」　それしかなくて
愛しさと　儚さが　虚ろに消える
キミが手を振る姿をずっと
見送ることしか出来なかった

<D>
少しずつ消えていく電車の音は
心に溜まった何かを合図したかのように
私の何もかもを溢れ出させた

<サビ>
『行かないで』　そう言えないの
ただひとり　震えて　キミを見送る
『サヨナラ』は　もう言わないよ
まだひとり　アナタの　帰りを待つ
どの言葉も　色褪せて　消えないまま
もう後戻りは出来ないのに
私の心の秒針は止まったまま…